近年、中国の電気自動車産業は急速に発展し、技術面で世界をリードしています。それに伴い、電気自動車の充電インフラも拡充が進んでいます。中国は世界最大規模かつ最も広範囲に分布する充電インフラ網を構築しており、高効率な充電スタンド網の構築を積極的に進めています。
国家エネルギー局の梁長新報道官によると、中国の充電インフラは2022年に520万基に達し、前年比でほぼ100%増加した。そのうち、公共充電インフラは約65万基増加し、総数は180万基に達した。民間充電インフラは約190万基増加し、総数は340万基を超えた。
充電インフラは、新エネルギー自動車産業の発展を促進するための重要な担保であり、交通分野のクリーン化・低炭素化を推進する上で極めて重要な意義を持つ。中国は交通分野の低炭素化への継続的な投資と建設において大きな進歩を遂げており、電気自動車に対する消費者の関心は高まり続けている。
広報担当者はまた、中国の充電市場が多様化の傾向を示していると紹介した。現在、中国では3,000社以上の充電スタンドが運営されている。電気自動車の充電量は増加を続けており、2022年の年間充電量は400億kWhを超え、前年比85%以上増加した。
梁長馨氏はまた、業界の技術と標準システムが徐々に成熟していると述べた。国家エネルギー局は、エネルギー業界における電気自動車充電設備の標準化に関する技術委員会を設立し、中国独自の知的財産権を有する充電インフラ標準システムを構築している。これまでに31の国家標準と26の業界標準が公布されている。中国の直流充電標準は、欧州、米国、日本と並んで世界4大充電標準スキームの一つに数えられている。
投稿日時: 2023年2月24日
